移動をして、予定を考えて、子どものお昼寝を気にして、「せっかくだから」と時間いっぱい楽しもうとする。
気づけば、宿では寝るだけになってしまう。
そんな旅も少なくありません。
だから私たちは、宿で過ごす時間も、旅の大切な思い出になってほしい。
そう考えるようになりました。
私たちは、宿を「観光の合間に帰る場所」ではなく、家族が、心からくつろげる場所。
そんな場所にしたいと思いました。
家族で何気なく笑い合った時間。
畳でごろっと横になった時間。
庭で風を感じながら過ごした朝。
夕暮れを眺めながら交わした何気ない会話。
特別な出来事ではなくても、あとから振り返ると、そんな何気ない時間が、旅の思い出として心に残っている。
私たちは、そんな旅が好きです。
the Core Hotelは、私たちで「家族で泊まるなら、こんな宿がいいね」と話すところから始まりました。
設計士やデザイナーにすべてを委ねるのではなく、間取りも、私たち自身で考えました。
みんなで食卓を囲めること。子どもが遊ぶそばで、大人もゆっくりできること。同じ空間にいながら、それぞれの時間も過ごせること。
自分たちが家族で泊まりたいと思える空間を考え、建築会社の方に、一つひとつ形にしていただきました。
特別なことをするための宿ではなく、家族で過ごす何気ない時間そのものを、心地よく楽しめる場所にしたい。
そんな想いから、この宿は生まれました。
私たちは、いつでもスタッフを呼べるホテルではありません。
その代わり、
ご家族だけで気兼ねなく過ごせる時間と、必要なものをあらかじめ整えた空間をご用意しています。
スタッフがそばにいる安心感ではなく、
家族がそばにいる安心感。
それが、私たちが届けたいおもてなしです。
旅の思い出は、訪れた場所の数だけではありません。
家族と笑ったこと。
ゆっくり食事をしたこと。
何もしない時間を楽しめたこと。
そんな時間も、旅を特別なものにしてくれると思っています。
この宿が目指しているのは、「思い出をつくる場所」ではありません。思い出が生まれる時間を、大切にできる場所です。